ソーシャルメディア運用

ストーリーテリングとマーケティング

商品の値段というものは不思議だ。タグに記載された値段を高いと思うのか、安いと思うのか、妥当だと思うのか。その基準は、経験や他の商品との相対、必要性や期待値、稀少価値度などを勘案して考えられる。さらにその商品が古物であった場合、さらにその値段の判断基準は不明瞭となる。

家に伝わるお宝を鑑定するというテレビの長寿番組がある。出品する人は、みなお宝と一緒にその物にまつわるストーリーを語る。たとえ、それが鑑定の結果、思ったよりも金銭的に価値のないものであっても、本人、あるいはその対象物とストーリーに惹かれた人にとっての価値は損なわれないはずだ。

マーケティングの考え方の中に、商品をアピールするためのストーリーテリングという手法がある。その商品にまつわる特別なストーリーを加えることによって、商品そものを魅力的に見せる。ストーリーは、商品そのものの仕様を説明し続けるよりも、ずっと情感に訴える場合がある。

この仮説を実験として立証しているのが、Significant Objects Projectである。今回は、Significant Objects Projectが行っている実験、その結果について考えてみたい。

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顧客の声を聞くためのワークフロー

企業がソーシャルメディアを活用するメリットの1つが、顧客の生の声を聞き、それに対してダイレクトに反応を返すような双方向のコミュニケーションが取れるということです。

しかし、本当に声を聞き、適切な方法で返答し、エンゲージメントにつながるようなコミュニケーションができているのでしょうか。ソーシャルメディアを使って顧客の声を聞くというのは、受け身的な活動のように感じるかもしれません。しかし、受身では顧客の声を聞くことができません。聞くというのは、積極性と戦略が必要です。

今回は、改めて顧客の声をどう聞くのか、声を聞くためのワークフローをどうするか、ということについて考えてみましょう。なお、顧客とは既存顧客、見込顧客、潜在顧客を含んでいます。

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社内でモチベーションを保つ4つのコツ

2010年はソーシャルメディアをビジネスに活用するというアイデアが普及した一年でした。まだまだ様子見という企業が多い中で、Twitterの公式アカウントを用意したり、Facebook(フェイスブック)のファンページを作ったり、実験的に活用を始める企業も増えました。

また、Ustreamを使ったイベントの生中継やファンやフォロワーに向けたキャンペーンなど、ユニークな活用をしている企業も話題になりました。

しかし、ソーシャルメディアを活用している企業は、いつも華々しいキャンペーンをやっているかというとそうではありません。一見華やかに見えるキャンペーンの裏に日々ネタ集めやユーザーの発言のモニタリング、データ分析など地味な作業の積み重ねがあるのです。

どんな業務にもいえることですが、業務担当者のモチベーションを保つことはとても重要です。特に、ソーシャルメディアはその活動がいつも誰かに見られているのです。モチベーションが下がってくると、フォロワーやファンは「おもしろくなくなった」「担当者が飽きてきた」ということを敏感に察知します。彼らは言葉には出しませんが、それらはRT数、フォロワー数、ファン数、コメント数、いいね!数、そしてページビューなどに如実に現れます。

どうしたら、モチベーションを保ち続けられるのでしょうか。ソーシャルメディア運用に活用できる4つのアイデアを紹介します。

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