Facebook新インサイト逆引き辞典:知りたいことからインサイトを使いこなす

Facebook新インサイト逆引き辞典:知りたいことからインサイトを使いこなす

Facebookページのインサイトが新しくなり、大きく進化しました。

新しくなったインサイトには、これまでなかった機能も追加されましたし、これまでも得られた情報がまとまって表示されるようになり、見やすくなりました。

また新しく「ファンがオンラインの時間」が表示されるようになったことは大きな進化です。最も情報を届けたい相手がオンラインの時間に投稿できるようになるので、投稿を見てもらえる可能性が高くなります。

一方でいろいろな数字が見られるものの、「○○を調べたいけど、どこで見られるんだっけ」「××は表示できたっけ?」というような混乱がある方もいるでしょう。

そこで今回は、Facebookインサイトの逆引き辞典として、調べたい内容についてFacebookインサイトのどこを見ればわかるのかを紹介しましょう。

逆引きできる項目は以下のとおりです。リンクのクリックで該当箇所を表示します。

1 : Facebookページの最近の運用状況を把握したい

2 : いいね!の推移を知りたい

3 : 純いいね!とは?

4 : 「話題にしている人」はどこで表示できる?

5 : ページヘの流入経路を知りたい

6 : ユーザーの利用環境を知りたい

7 : 投稿の反応を比較したい

8 : 投稿ごとの反応の詳細を見たい

9 : 1日あたりの投稿のリーチを見たい

10 : ページの情報を何らかの形で見た人の数が知りたい

11 : エンゲージメント率はどこで見られるの?アクション率とは?

12 : 投稿に含まれたリンクのクリック数を知りたい

13 : 投稿を見たユーザーの属性の割合を知りたい

14 : Facebookページのどこにアクセスされているのか知りたい

15 : 否定的な意見の多い投稿の原因を知りたい

16 : ファンがオンラインの曜日/時間を知りたい

17 : ファンと顧客のマッピングをしたい

1 : Facebookページの最近の運用状況を把握したい

「インサイト」→「概要」で過去7日間のFacebookページの運用状況が表示されます。その前の週と比較した場合の増加のアップ/ダウンも表示されます。グラフには該当の週の数値とその前週の数値が表示されています。

先週と比較して、伸びている、下がっているなどを把握できるので、原因を考えてみましょう。

Facebook新インサイト概要

上記の図では、ページヘの新規「いいね!」がその前の週と比較してマイナス43.4%となっていますが、理由はその前の週は広告を出稿していたためです。この原因を知っていれば、リーチは伸びていることとあわせて、健全なページ運用ができていると判断することができます。

「投稿のリーチ」で表示される「合計リーチ」とは、投稿、他のユーザーの投稿、ページへの「いいね!」広告、言及(@ページ名)、チェックインなど、ページに関する情報を見たユーザーの合計数です。そして、「投稿のリーチ」がFacebookページの投稿を見たユーザー数です。

「交流度」は、投稿に「いいね!」、コメント、シェア、クリックのうち何らかのアクションを実行したユニークユーザー数です。下の「いいね!」、コメント、シェアはそれぞれの延べの回数です。

その下には、最近5件の投稿の内容、リーチ、交流度が確認できます。

最近の投稿

2 : いいね!の推移を知りたい

「インサイト」→「ページ」→「ページへのいいね!」で表示されます(図の1)。表示期間は、期間のバーをドラッグして変更できます(図の2)。

いいね!の内訳

特定の日の「いいね!」の内訳を知りたいときは、グラフ内の日にちをクリックすると、その内訳を以下のように表示できます(図の3)。

いいね!の内訳

「ベンチマーク」をクリックすると、その期間の平均が表示されます。これは、以降のグラフでも同様で、各項目の平均数値が表示できます。「ベンチマーク」という名前から、ここに表示される平均より多いか少ないかを評価基準にしてほしいということなのでしょうが、自ページの過去の平均にすぎないので、日々成長・改善を続けるべきFacebookページとしては参考数値程度でしょう。

ベンチマーク

日単位の「いいね!」数の推移を見る時は、「純いいね!数の推移」で確認します。

3 : 純いいね!とは?

新しく登場した指標の1つが「純いいね!」です。これは、「いいね!」の数から「いいね!の取り消し」をひいた数値です。「インサイト」→「ページ」→「ページへのいいね!」で表示できます。

純いいね!

どこで「いいね!」をされたかを知るには、その下の「ページへの「いいね!」の出所」で確認できます。積み上げ面グラフでいいね!の内訳が見られます。

4 : 「話題にしている人」はどこで表示できる?

これまでインサイトの重要な数値であった「話題にしている人」。話題にしている人は、Facebook上でのアクションによって、ニュースフィードにその結果が表示される行為の総数を表示していました。具体的には、ページヘの新規いいね!や投稿への反応、言及、ページのタグ付け、チェックインなどです。

この数値はインサイトから表示されなくなりました。しかし、まったく表示されないわけではなく、Facebookページのカバー写真下や「いいね!」の数をクリックした時に表示されます。

話題にしている人

5 : ページヘの流入経路を知りたい

ユーザーがどんな経路からFacebookページにたどりついたかを調べるには、「インサイト」→「ページ」→「ページへのいいね!」→「ページへのいいね!の出所」から確認できます。

いいね!の出所

Facebookページの設定で「同様のページの推薦」を表示しているのに、そこからの流入経路がなければ、ださないほうがいいかもしれないという判断もできます。

Facebookページの設定

6 : ユーザーの利用環境を知りたい

スマホから見ている人が多いのか、PCから見ている人が多いのか。直接、調べることはできませんが、上記の「インサイト」→「ページ」→「ページへのいいね!」→「ページへのいいね!の出所」から「モバイル」の割合を見ることで、モバイルユーザーが多いか、少ないかを推測できます。

また、ユーザーがコメントをくれた場合、スマホや携帯からの投稿には「(携帯)」という表示が入るので、それも参考になる場合があります。

7 : 投稿の反応を比較したい

自ページの投稿のうち、反応がよかった投稿、悪かった投稿を相対的につかむには、投稿の一覧をみるとよいでしょう。

投稿の反応の比較は「投稿」→「すべての投稿」の一覧からチェックすると、反応数などがグラフィカルに表示されます。リーチが伸びた投稿、反応が良かった投稿がわかります。

投稿の反応

リーチのメニューをクリックすると、「リーチ」「オーガニック/有料」「ファン/ファン以外」の3つのパターンで表示の切替ができます。

反応は「投稿クリック数、いいね!、コメント、シェア」の数、「いいね!、コメント、シェア」の数、「投稿の非表示、すべての投稿の非表示、スパムの報告、ページへのいいね!の取り消し」、「アクション率」(投稿を見た人のうち「いいね!」「コメント」「シェア」した人の割合)で表示を切り替えられます。

8 : 投稿ごとの反応の詳細を見たい

投稿の反応がまとめて1ページで見られるようになりました。

「投稿」→「すべての投稿」の「公開済みの投稿」の一覧で反応が表示されます。投稿をクリックするとその反応が「投稿の詳細」という1ページで表示されます。

投稿の詳細

確認できるのはリーチした人の数、いいね、コメント、シェアのそれぞれの数値および合計値、投稿クリック数、否定的な意見です。

投稿クリック数では、写真を拡大するためのクリック、リンクのクリック、「もっと読む」やタイトルのクリック数が表示されます。投稿がどれくらいきちんと読まれたかを知る指標になります。

なぜ数値がずれるの?

「投稿の詳細」で気になるのが、投稿やプレビューの数字と「いいね!」やシェアの数がずれていることです。投稿の詳細のほうが多くカウントされています。これは、投稿の詳細の数値には、シェアされた先でのアクション数も含まれるためにずれるということです。

投稿の反応を運用評価の指標とする場合は、この詳細ページの数値を計測するのか、それとも投稿に表示される数値を計測するのかをあらかじめ決めて毎回同じところから取得した数値を評価するようにしましょう。

9 : 1日あたりの投稿のリーチを見たい

投稿がユーザーのどれくらいに届いたのかを知るためには、「投稿のリーチ」をチェックします。前述した「公開済みの投稿」から、投稿ごとのリーチがわかりますが、1日あたりページの投稿を見た人がどれくらいいるのかをチェックするには、「ページ」→「投稿のリーチ」→「投稿のリーチ」を見ます。

投稿のリーチでは、1日あたりの投稿を見た人の数が「有料」と「オーガニック」の積み上げ面グラフで見ることができます。ここでは、投稿ごとのリーチではなく、1日あたりの投稿のリーチを示しています。

投稿のリーチ

グラフから任意の1日をクリックすると、どの投稿がどれくらいリーチしたのかを表示できます。インサイトの日次データは、太平洋時間になっているため、実際の投稿した日時とリーチがずれてしまうのが難点です。

投稿のリーチ

なお、リーチを伸ばすには、ユーザーからの反応を増やす必要がありますが、1日あたりの「いいね!」やコメントはその下に表示される「いいね!、コメント、シェア」から確認できます。

1日あたりの「いいね!」コメント、シェアの数

10 : ページの情報を何らかの形で見た人の数が知りたい

投稿に限らず、他のユーザーの言及、広告、チェックインなどを全部含めて、とにかく自分のFacebookページの名前が1日どのくらいの人が見ているのか知りたいという時は、「ページ」→「投稿のリーチ」→「合計リーチ」を見ます。目に触れた可能性を押さえておきたいという方は、チェックしてみましょう。

合計リーチ

11 : エンゲージメント率はどこで見られるの?アクション率とは?

投稿を見た人に対して、どれくらいの人が反応(「いいね!」、コメント、シェア)したかを見るには、「投稿」→「すべての投稿」で「アクション率」を選んで表示します。このアクション率は英語表記ではエンゲージメント率となっています。

アクション率

リーチが大きくなればなるほど、アクション率は下がる傾向があります。そして、アクション率が上がるとファン以外の人へのリーチも多くなるため、アクション率が下がる傾向があります。

リーチしたファンと非ファンの割合も見ながらアクション率を評価しましょう。

12 : 投稿に含まれたリンクのクリック数を知りたい

投稿のリンクのクリックについては、「投稿」→「すべての投稿」で投稿をクリックして「投稿の詳細」を表示すれば、「リンクのクリック」で数値を確認できます。しかし、リンクが複数ある場合などは、各リンクのクリック数はわかりません。よって、bit.lyなど、リンクのクリック数がカウントできるサービスを併用するなどして、リンクのクリック率を評価することをおすすめします。

投稿のクリック数

13 : 投稿を見たユーザーの属性の割合を知りたい

投稿を見たユーザーがファンなのか、非ファンなのかを確認するには、「ユーザー」→「リーチしたユーザーの数」を表示します。

最近28日間のページからの投稿を見たユーザーの統計データとファン全体の統計データを表示します。

投稿を見た人の属性

上記の場合、ファンは7:3で女性が多いのにも関わらず、リーチは男女半々になっています。アクションの結果、ファン以外の人にも投稿が届き、属性とは異なる人が見ていることがわかります。

各投稿を見た人のファン/非ファンの割合については、「投稿」→「すべての投稿」の「公開済みの投稿」でリーチの表示を「ファン/ファン以外のリーチ」にすることで表示できます。

ファン/ファン以外のリーチ

ファン以外の人が見ることは良いことか悪いことか?

ファン以外の人にも投稿が届くことはよいことでしょうか。単純に露出が増えるという意味ではよいことでしょう。一般的な話題であれば、そこからファンが増えたり、高い反応が得られることもあります。

一方で、ニッチな話題の場合、ファン以外の人は興味を持たない可能性が多くあります。そうすると、反応する人も減るために、結果としてアクション率が下がりますし、それが結果として全体的なリーチの低下をまねくこともあります。

実際、「ユーザー」→「何らかのアクションを実行した人」を表示してみると、リーチした人よりも、ファンの割合に近い形のユーザー属性の人が反応しています。

アクションしたユーザー

リーチする相手を選ぶことはできないので、どうしようもありませんが、上記の割合をみて、ファン以外の人へのリーチが多すぎる場合は、時々、ファン以外の人でも楽しめる話題を投稿するといった戦略も必要です。

14 : Facebookページのどこにアクセスされているのか知りたい

アクセスされたページ(タブ)は「ページ」→「ページのアクセス数」で、積み上げ面グラフで表示されます。

ページとタブのアクセス

タイムライン以外で特別なコンテンツを作っているのにアクセスが少ない場合は、投稿でコンテンツとリンクを紹介するなど工夫してみましょう。

グラフから任意の日付をクリックすると、その日のアクセスの内訳を表示します。

アクセスされたタブ

15 : 否定的な意見の多い投稿の原因を知りたい

否定的な意見の多い投稿の原因を知るには、まずはどんな投稿に否定的な意見が多いのかを見てみましょう。

「投稿」→「すべての投稿」で「公開済みの投稿」の一覧から、「投稿の非表示、すべての投稿の非表示、スパムの報告、ページへのいいね!の取り消し」を表示して、どの投稿が否定的な意見が多いのかを調べます。

否定的な反応

さらに、否定的な投稿の具体的なアクションを調べるには、投稿をクリックして詳細を確認します。

否定的な反応

特に「スパム報告」が多い場合は、投稿内容を見なおしてみましょう。同じような宣伝をし続けるとスパムに思われる可能性もあります。「いいね!」の取り消し数が多い場合は、ユーザーが期待するコンテンツとは異なるものを投稿した可能性があります。

16 : ファンがオンラインの曜日/時間を知りたい

新インサイトの目玉ともいえるべきものがファンがオンラインの曜日、時間が表示されるようになったことです。

「投稿」→「ファンがオンラインの時間」から確認することができます。

曜日ごとのオンラインの人数、時間ごとの平均数がわかります。曜日を選択すると、その曜日の時間ごとの推移が表示されるようになります。

ファンがオンラインの時間

これにより、投稿のタイミングをもっともオンラインのユーザーが多い時間に調整することもできます。特に平日と土日でバラツキがある場合や、朝、昼、夜で顕著な違いがある場合は、ファンがオンラインになっている時間を狙って投稿すると、リーチが増える可能性があります。

17 : ファンと顧客のマッピングをしたい

ファンになっている人が実際の顧客なのかどうかを知れたらいいのですが、インサイトの機能ではできません。Facebookページに「いいね!」をしているユーザーを抽出することもできません。

できるとしたら、管理者用パネルの「いいね!」を表示でユーザーを表示し、手作業でユーザー名を抽出することくらいです。顧客データと氏名、エリアなどをマッピングすることも根気があればできなくもないのですが、そこまでする価値があるかどうかは判断の分かれるところでしょう。

まとめ:新インサイトで評価基準も見直しも

新インサイトは、グラフィカルになったのでよい投稿、悪い投稿がみつけやすくなりました。新しく表示されるようになった数値もあるので、これまで作成していた評価報告レポートは見直してみるとよいでしょう。数値だけに追われてしまうのはよくありませんが、その数値を導くことになった原因とあわせて考えることでよりよい運用につなげることができます。

ページにとって最も効果的な投稿のタイプも表示されるようになったので、反応を見ながら様々なタイプの投稿をしてみるのもよいでしょう。

最も効果的な投稿

一方で、ダウンロードできるCSVデータのほうは以前と変わっていません。数値が細かすぎて評価するのが難しいので、インサイトを中心に評価するとよいでしょう。

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