Facebookファンページを作る前に考える3つの問い

fan

ファンページとは何か

日本でも企業がFacebookのファンページを用意するようになってきました。自分でもファンページを作ってみたいと思っている方もいるでしょう。

Facebookのファンページは、企業、ブランド、製品、店、アーティストなどをプロモーションすることを目的に用意されています。

ファンページは、デフォルトで用意されているアプリケーション(掲示板、ディスカッション、写真など)を利用して作ることもできますし、自由にページをカスタマイズすることもできます。デフォルトのアプリケーションだけだとできることは限られますが、カスタマイズすればできることはたくさんあります。

よって、ファンページは何でもできると考えてください。何でもできるということは、計画がないと何もできないということです。そこで、Facebookのファンページを理解し、実際に作るにあたって考えるべき3つの質問を紹介したいと思います。

ファンページの計画をたてよう

Facebookのユーザーがファンページに設置された「いいね!」ボタンを押すと、そのユーザーはそのページのファンになります。とても簡単ですが、「いいね!を取り消す」というのも簡単に押すことができます。取り消した人は、もうファンではありません。

ファンになってくれた人に、ずっとファンでいてもらうためには、ファンページが魅力的でなければなりません。そのためには、戦略的にファンページを運営しないといけません。よって、最初にFacebookのファンページを使って何をやりたいのかを明確にして計画をたてることが必要です。以下の問を考えてみましょう。

Social Media Experienceでもファンページを用意しています。そこで、この3つのポイントをどのように考えたのかもあわせて紹介します。

Q1:なぜFacebookのファンページを用意するのか

まず、なぜファンページを作るのかを考えましょう。そして目的と目標を決めましょう。目的とはファンページを作ることによって最終的に得られる状態、目標はその達成度を確認するための指標といえるでしょう。

ファンページを用意しようとしている企業のほとんどがWebサイトをすでに持っていると思います。よって既存のWebサイトとファンページをどう使い分けていくかという視点も大事にしましょう。

そのためには、今Webサイトにあるもの、足りないものを整理しましょう。さらに、足りないものは、Webサイトに追加するべきものなのか、ファンページに用意したほうがいいのか、それとも別の方法がよいのか考えてみましょう。

Social Media Experienceでは、読者との相互コミュニティを作り、情報の交換の場にし、そこで得られた情報を記事にしていくということを目的としました。Webサイトのほうでは私がライターとして記事を更新していますが、読者の声を聞くことができません。もちろん、記事に対するコメントやTwitterでのコメントを表示する機能は用意していますが、記事からはなれたトピックについての議論や読者の経験をシェアすることはできません。こうした要素をファンページで補おうと思いました。

Q2:どんな人たちにファンになってもらうのか

Q1を考えるときに、実際の顧客、Webサイトを訪れるユーザー、ファンページを訪れるユーザーの違いも意識しましょう。ファンページは、Facebookを利用していないユーザーでも見ることはできますが、実際にファンになることができるのは、Facebookのユーザーだけです。日本国内のFacebookのユーザー数は172万人となっており、まだまだ多くはありません(Twitter:950万、Mixi:993万(Nielsen Online:2010年7月))。そもそも、自社の顧客はFacebookを利用しているのかどうか考える必要があります。

Social Media Experienceは、ソーシャルメディアの利用に興味のある人、利用している人、また新しい技術が好きな人をターゲットとしているWebサイトなので、Facebookの利用率は平均から比べて非常に高いと予測しました。よって、Facebookのファンページを用意することは、とても有意義であると考えました。

Q3:どのように運用していくか

最後に運用方法について考えてみましょう。Facebookのファンページは、企業内で複数の担当者が共同で運営することもあるでしょう。その場合、共通した運営方針を持つことが重要です。

中でもファンの活動への対応方法は慎重になるべきです。例えば以下のようなことを考えてみましょう。

  • 管理人のキャラクター(ファンページ管理人という一人のキャラクターなのか、あくまでそれぞれの担当者の個性を出すのか)
  • コメントへの反応(頻度、言葉遣い、雰囲気、コメントのルール)
  • ディスカッションの関わり(議長、参加者、オブザーバー)
  • さらにファンページに集まっているのはユニークなアカウントを持ったユーザーであるということも忘れてはいけません。順調なときは良いのですが、時にユーザーの間でいさかいが起こることもあります。場合によっては、ファンページを荒らしたり、スパム的な行為をするユーザーもいるでしょう。以下の基準を考えておきましょう。

  • スパム、あらしの判定基準
  • ユーザー同志の議論の仲裁基準
  • ヘイトスピーチへの判定基準
  • 無関係なトピックの判定基準
  • その場合の対応方法も決めておきましょう。Facebookのファンページでは、ファン登録をブロックすることもできます。スパム業者や雰囲気を悪くするユーザーはブロックするかどうかも事前に考えておきましょう。

    Social Media Experienceでは、積極的にユーザー同志のディスカッションに参加し、トピックも提供していくことを運営方針としています。

    この3つの問を踏まえて、ファンページを作るかどうか、どんなコンテンツを用意するか、カスタマイズしたアプリケーションを用意するか、コミュニティの管理はどうするかを具体的に考えていきましょう。

    ファンとはとてもありがたいもの

    ファンページは、情報を配信するプッシュ型のサービスとして利用することもできますが、その特性を最大限に生かすには、ファンになってくれた人たちが情報を受けるだけではなく、どれだけそのページを活用してくれるかを考えなければなりません。

    活用とは、コンテンツをシェアする、コメントする、コンテストに参加するといった積極的なアクションを起こすことです。普通の人はアクションを起こしてくれません。アクションを起こしてくれるのはファンだからなのです。

    ファンを増やすには近道はありません。その組織、ブランド、製品、サービスを通してみんなに喜んでもらう努力をすることで、ユーザーがファンになり、ファンページのコミュニティの中でも活動してくれるようになるのです。

    最後にもう一つ注意したいのが、Facebookはあくまで外部サイトなので、そこに頼りすぎてはいけないということです。急にダウンすることもあれば、サービスそのものが大きく変わる可能性、さらにいえばサービスそのものが停止する可能性もあるのです。よって、あくまでコアとなるサービスは別の形で持ち、ファンページはプラスアルファとして利用しましょう。

    関連記事


    この記事にコメントをどうぞ

    Social Media Experience
    記事提供
    運営会社