Google+ページを作ろう!:基本と使い方ガイド

Googleがついに企業やブランド向けのページである、Google+ ページを公開しました。早速、様々な企業が運用を開始しています。

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今回は、Google+ ページがどういうものなのかを整理し、どんな運用が可能なのか考えてみましょう。

後半は、Google+ ページの管理で迷いそうなポイントについて紹介します。フォローしてくれている人をサークルに入れるにはどうすればいいんだっけ、アカウントの切り替えはどうするんだっけ、というような戸惑いを解決します。

Google+ ページとは何か

Google+ ページとは、企業、店舗、ブランド、製品のためのページで、Google+のアカウントがあれば無料で作成できます。

企業やブランドに興味のある人たちが、Google+ ページを「サークルに追加」することで、そのページが発信している情報を受け取れるようになります。「サークルに追加」というのは、Twitterでいうところのフォローのようなものですが、フォローしてさらに自分で管理しているグループ(=サークル)に分類できるようになっています。

ユーザーがGoogle+ ページをサークルに追加した後、Google+ ページはそのユーザーをサークルに追加することができます。

個人プロフィールとの違い

Google+の個人プロフィールは、一人のユーザーに結びついて設計されていますが、Google+ ページは、企業、団体、製品、サービス、著名人の公式のページとして設計されています。

Google+ ページは、以下のいずれかのカテゴリーに分類することができます。選択したカテゴリーによって、登録できる項目などが異なります。

・地域のお店や場所

・商品/ブランド
・会社、機関、組織
・芸術、エンターテインメント、スポーツ
・その他

これらのカテゴリーを選択した後、さらにサブカテゴリーを選択することができます。

Google+ ページには、個人プロフィールにはないグレーの四角いアイコン(マウスオーバーで色がつく)が表示されます。この四角いアイコンがあるかどうかでぱっと見たときにページなのか個人プロフィールなのかをみわけることができます。

また、Google+ ページには、ページ自体に「+1」することができるようになっており、直接ページの情報を自分の個人プロフィールでシェアすることができます。ただし、ページが他のページに+1することはできません。

ユーザーとの交流の方法

Google+ ページは、個人プロフィールと同じようなインタフェースを使って、サークルに追加してくれたユーザーとコミュニケーションをとることができます。

まず、公開先を選択した上でのウォールや写真の投稿、リンクの共有ができます。

ページをサークルに追加したユーザーのストリームには、企業の投稿が表示されるようになります。ユーザーは投稿された内容にコメントを付けたり、投稿に+1をすることができます。そのコメントに対し、さらにページとしてコメントを返したり、もらったコメントに+1することもできます。

ただし、サークルに追加していないユーザーであっても、投稿にコメントをしたり、+1をすることは可能です。ページへの新規投稿は、サークルに追加している/いないに関わらず、全ユーザーできません。あくまで、投稿された内容にコメントすることしかできないということです。

両想いだからできること

ここまでの説明からもわかるように、ページとの交流は先にユーザーがそのページを「サークルに追加」することから始まります。ページから先にサークルに追加することはできません。ユーザーがそのページに興味を持ってくれて初めて交流が始まるのです。

しかも、配信する先のサークルを細かく分けられるので、いろいろな用途での情報発信が可能になります。

例えば、デフォルトで設定されている「VIP」というサークルには、お得意様のユーザーだけを追加しておきます。そして、お得意様限定の特別セールがあるときにこの「VIP」というサークルだけに、セールの開催日時や場所などの案内を配信することができます。

「見込み顧客」というサークルを作成すれば、そのサークルに宛てて「新規ご登録のお客様30%割引」というような案内を送信できます。

講演会を開催し、講演会に来てくれたユーザーを「講演会参加者」に追加すれば、講演のフォローアップ情報をその人達だけに配信するということもできます。

しかも、相手も必ずサークルに追加してくれているため、情報の配信がされないということはありません。ユーザーがサークルから削除した場合、自動的にページのサークルからも削除されるようになっています。

こうした使い方は、Facebookページではできませんし、mixiページでもできません。

なお、地域のお店や場所の場合、Googleマップとマッピングして表示されます。Googleマップで近場のお店を調べたりするときに、Google+ ページにもリンクするようになるので、効果的な使い方ができそうです。

動画機能、ハングアウトが可能

Google+の特徴の一つにハングアウトという動画機能があります。

ハングアウトでは、複数人での動画チャットが可能で、公開するメンバーをサークルで限定することもできますし、直接相手を招待することもできます。この機能もGoogle+ ページとして活用することができることに大きな可能性を感じます。

例えば、離れた拠点のプロジェクトメンバーが会議をする、海外の企業とミーティングをする、オンラインで面接をするなど、様々な使い方が考えられます。コールセンターを開くこともできるかもしれません。

ミュージシャンが限定ファン向けの超極秘ライブを開催し、ファンの聞きたい曲をその場で受け付け、演奏するということもできるかもしれません。

音声や画像品質として難しいかもしれませんが、株主説明会をオンラインでも開催する、記者発表をオンラインで開催するといったこともできるかもしれません。

ダイレクトコネクトでページをアピール

ダイレクトコネクトとは、特別な検索機能であり、Google+ ページがGoogleの検索結果に表示しやすくするための機能です。

具体的にはユーザーが検索するときに「+」をつけて検索すると、Googleサジェストで一番上に候補が表示される機能です。例えば、「+youtube」や「+pepsi」と検索すれば、YouTube、PepsiのGoogle+ ページがサジェストの一番上に表示されます。

ただし、現在はまだ日本語のgoogle.co.jpでは対応しておらず、google.comでの利用のみ可能です。

なお、ダイレクトコネクトに対応するためには、WebサイトとGoogle+ ページの双方からリンクを貼る必要があります。

外部サイトのダイレクトコネクトの対応については、こちらから、コードを取得してWebサイトにバッジを掲載するか、Webサイトのヘッダー部分にコードを挿入します。

Google+ ページを早速作ってみよう

では、早速Google+ ページを作成してみましょう。Google+の個人アカウントでログインしたら、右ペイン一番下の「Google+ ページを作成」をクリックすれば、作成を開始することができます。

最初にカテゴリを選択します。注意したいのが、一度選択したカテゴリは変更できないということです。カテゴリは慎重に選択しましょう。

あとは、ナビゲーションにしたがって、ページ名、画像、WebサイトのURLなどを登録していけば、ひと通り完成します。

注意!!オーナーはページを作成した人だけ

現在の仕様では、Google+ ページのオーナー(管理人)になれるのは、Google+ ページを作成した人、一人だけです。

ここがGoogle+ ページの最も不便なところだと言われています。現在の仕様では管理人の追加などができません。基本的に個人のアカウントと紐づいているので、アカウントを共有するのも難しいでしょう。

恐らく、複数人での管理ができるように仕様変更が入ると予想されます。

Google+ ページのお悩みに答えます!

Google+ ページの作成は簡単ですが、作成後の操作で迷うところがあります。ここでは、つまずきそうなポイントを整理してみましょう。

Google+ ページを編集するには?

アイコンや基本情報など、Google+ ページを編集する場合は、Google+ ページのアイコンをクリックして、「プロフィールを編集」をクリックします。さらに編集するセクションをクリックして、編集作業を行います。

ストリーム画面からは、編集ができません。

Google+ ページとしてどんなことができるの?

Google+ ページは、自分のページへの新規投稿やコメント投稿、「+1」のクリックをGoogle+ ページとして実行できます。また、他のユーザーのプロフィールや他のページには、Google+ ページとしてコメント、「+1」が可能です。ただし、他のGoogle+ ページのページ自体への「+1」はできません。

アカウントの切り替えはどうやるの?

個人プロフィールのアカウントとGoogle+ ページのアカウントの切り替えはどちらの場合でも「ストリーム」画面から行います。切り替えるには、左上のGoogle+ロゴをクリックします。

ストリームのプロフィールアイコンの下にある「▽」をクリックしてアカウントの切り替えを行います。

公開先はどうやって指定するの?

投稿の公開先については、「一般公開」(ページをサークルに追加しているユーザー全員のストリームに配信される)と任意の「サークル」(サークルに追加したユーザーのストリームのみに配信される)が選べます。

Google+ ページがサークルに誰も追加していない場合でも、「一般公開」で投稿すれば、サークルに追加してくれたユーザー全員のストリームに投稿が配信されます。

まだサークルに追加していないユーザーがGoogle+ ページにアクセスしたときには、「一般公開」になっている投稿はすべて閲覧できますが、任意のサークルのみに公開されている情報は閲覧できません。

サークルに追加してくれたユーザーはどこで確認するの?

サークルに追加してくれたユーザーを確認するには、上のメニューのサークルアイコンをクリックします。

「サークルのメンバー」に、Google+ ページがサークルに追加したユーザーが表示されます。「あなたを追加したユーザー」をクリックすると、ページを追加してくれたユーザーが一覧で表示されます。

ここから、ユーザーをドラッグアンドドロップでサークルに分類することができます。なお、相手にはサークルに追加したことは通知されますが、追加したサークルの名前は表示されません。

ユーザーを削除することはできるの?

スパマーや問題のあるユーザーが「サークル追加」をしてきた場合は、上記の管理画面にいって、該当のユーザーを選択し、右上の「除外」をクリックします。

作成したGoogle+ ページを削除したい

Google+ ページを削除する場合は、管理ページを表示し、任意のページを削除します。

効果測定はどうするの?

Google+ ページには、Facebookページのインサイトのような専用の解析ツールは用意されていません。しかし、ripples(波紋という意味)という機能が英語版では用意されています。これは、特定の投稿がどのように伝わっていったかを解析するものです。

利用するには、言語設定を英語にして、ripplesを見たい投稿の右上にある▽ボタンをクリックしてripplesを選択します。

例えば以下は、Angry BirdsのGoogle+ ページの投稿のripplesで、その投稿がどのように広まっていったか、誰がどういうコメントを寄せたかがわかるようになっています。

https://plus.google.com/ripples/details?activityid=GBFKaFnqdni

画面ではわかりませんが、下の方には時間とともにどう広がっていったのか、インフルエンサーは誰か、言語の割合も表示されるようになっています。

一部のFacebookページでは、アカウント売買によって、「いいね!」の数の水増しを行っている企業がありました。Google+では、こうした不正行為はやりにくくなるかもしれません。

Google+ ページに規約はあるの?

Google+ ページの作成時に承認する利用規約の他に、Google+ ページ コンテストおよびプロモーションのポリシーが用意されています。

その中に以下の文章があります。

コンテスト、くじ、優待、クーポン、その他のプロモーション(「プロモーション」)を Google+ ページ上で直接実施することはできません。プロモーションの責任や、プロモーションを提供または実施する司法管轄区のすべての該当する連邦、州、地域の法律、規定、および規制に準拠する責任を、Google ではなくあなたが負う場合に限り、プロモーションがホストされている別のサイトへのリンクを Google+ ページ上に表示することができます。

つまり、割引クーポンの配布や抽選の実施はGoogle+ ページ上でできないということになりますので、ここも十分注意しましょう。

Google+ ページの+1をクリックするとどうなるの?

Google+ ページのアイコンの下に「+1」ボタンがあります。ユーザーがこれをクリックすると、数字のカウントが上がります。しかし、Google+ ページとユーザーの間につながりができたわけではないので、それだけでは、ストリームに情報が配信されるようなことはありません。

今後、この+1の数などが検索などに影響するのかもしれませんが、現在のところはただ押せるだけ、ということになります。

Google+ ページにフォロワーの顔を表示したい

サークルに追加しているユーザーや、追加してくれているユーザーのプロフィールアイコンの表示は、「ここに表示するユーザーを変更」をクリックして、表示するサークルを変更することができます。

まとめ:他とは違う機能をどう見せるか?

Google+ ページの概要や使い方をまとめてみました。できること、できないことがわかったのではないかと思います。

今後、管理人の追加や、Google Docsなどの他のGoogleアプリとの統合ができるようになれば、より便利になるでしょう。まだまだユーザーが少ないと言われるGoogle+ですが、GmailユーザーがGoogle+を利用するようになれば、一気に拡大する可能性があります。

見逃せないのは、やはりGoogle検索エンジンとの関係です。Googleの検索アルゴリズムは日々進化をしていますが、Google+内でのリンクの数や+1の数などが重要な評価項目になっていくはずです。Webサイトの運営をしている人にとってはSEO対策という観点からGoogle+を見ている人もいます。

サークルを利用した適切な相手への情報配信もうまく活用できそうです。これはFacebookページではできないこですし、ユーザーごとにいろいろな分類ができそうです。ただし、サークルの分類がめんどくさいというところがあります。これは人数が増えれば増えるほど、煩雑になります。

もちろん、一切サークルの分類をしないで、「一般公開」でのみ情報を配信してもいいのですが、その場合だとFacebookページでもよいかも、となってしまいます。

辛口ではありますが、すでに先行しているFacebookページと比較してみると、「弱い」といわざるを得ません。Facebookとの違いはあれど、ごくごく小さな違いに過ぎず、あっと驚くような独自の機能や新しい流れになりそうな特徴がないのです。

多くの企業はすでにFacebookページやTwitterを運用し始めています。そうした中でGoogle+ページも用意するかどうかは、企業のリソース、目的などをよく考えてから始めるべきでしょう。Google+にはエンジニアなど技術系のユーザーが多いようなので、エンジニアをターゲットにしたコンテンツなどは考えられるかもしれません。ただし、オーナーが一人なので作業を分担できないということも考慮しましょう。

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