ファンを再びFacebookページに呼び戻そう

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なぜ「いいね!」だけではだめなのか:エッジランクを知る」では、ユーザーのニュースフィード表示の最適化に利用されているエッジランクというアルゴリズムについて解説した。

このアルゴリズムから、ユーザーから「いいね!」をクリックされたあと、そのFacebookページがユーザーのニュースフィードに表示され続けるためには、以下のような施策が有効であることがわかる。

・Facebookページのウォールの更新頻度をあげる

ウォールへの更新頻度を向上させれば、それだけユーザーがフィードバック(「いいね!」やコメント)を返す機会が増える。また、ユーザーがコメントしやすい雰囲気をつくることも大事だ。「効率化とユーザー満足度は反比例する」で紹介したSeattle’s Best Coffeeのウォール活用などは参考にしたい。
これにより、エッジランクでいうところの、「親密性」「重み」「時間」のいずれも向上させることができる。

・ユーザーのFacebookページの訪問回数をあげる

ニュースフィードだけで完結するのではなく、例えば「ディスカッション」、「アンケート」、クーポンページ、キャンペーンページなど、直接Facebookページにアクセスしないと表示できないようなコンテンツを盛り上げる。
これにより、エッジランクでいうところの、「親密性」が向上する。

これらの施策を行えば、ある程度はユーザーをFacebookページにつなぎとめることができるだろう。

しかし、少しでもユーザーが他のものに興味を持ったり、Facebookページへのアクセスが減れば、すぐにニュースフィードの表示から落ちていってしまう。

どうしたら、離れてしまったユーザーを取り戻すことができるのか、あるいはユーザーに再び気づいてもらえるのかを考えてみよう。

導線を増やす

ユーザーのニュースフィードから、Facebookページの更新情報が表示されなくなってしまったら、そのユーザーはもうそのFacebookページを訪れる可能性は限りなく低いだろう。その理由は、アクセスするための手順が煩雑だからだ。

よって、「表示され続けるための施策」とは異なるアプローチが必要だ。その答えがユーザーをFacebookページに導くための導線を別の場所に用意することである。

Webサイトに導線を置く

これは、新規のFacebookページの「いいね!」ユーザーを増やす方法と同様である。WebサイトなどにFacebookのソーシャルプラグインを設置して、再度ユーザーに気づいてもらう方法だ。以下のようなものがある。

LikeBox

Social Media ExperienceのWebサイトでも設置しているLikeBoxは、「いいね!」と言っているユーザーの人数などを表示する。さらにリンクをクリックするとFacebookページに誘導できる。

Twitterに導線を置く

TwitterもFacebookページへの導線として利用できる。例えば、「○○についてどう思いますか?Facebookページのディスカッションで意見を投稿しよう!http://www.facebook.com/SocialMediaExperience?sk=app_2373072738」とツイートすれば興味を持った人が見に来るだろう。

その他、キャンペーンの情報やイベントの情報などを知らせるのも有効だ。

Facebookページのウォールにあるのと同じ文言の情報を流すのではなく、Twitterユーザーに向けたちょっとした一言を加えることで、注目を集めやすくなる。

Likerに届ける

Facebookは、Facebookユーザーの中には「Liker」とグルーピングできるユーザー層がいるということをFacebook + Mediaのノート「The Value of a Liker」で発表している。

「Liker」とはどんなユーザーか。Facebookによれば、以下のようなユーザーだ。

平均的なユーザーよりも、Facebookの「いいね!」ボタンをクリックするユーザーはよりエンゲージしており、結びつきが強い。平均的な「Liker」は典型的なFacebookユーザーよりも2.4倍の友達を持つ。また、Facebookで見つけたコンテンツの閲覧にも興味を持っており、典型的なFacebookユーザーに比べ、外部サイトへのリンクを5.3倍クリックする。

こうしたユーザーは積極的に外部コンテンツのシェアも行ってくれるので、他のユーザーへの影響力もあるということだ。誰がLikerかということを見極めるのは難しいが、Facebookでは、LikeBoxの設置やウォールへの投稿に加え、以下のようなものを設置することで、彼らのコンテンツ共有活動を推進することを提案している。

ActivityFeedの設置

Webサイトのコンテンツについて、Facebook上でシェアされたりコメントされたりした記事をピックアップして掲載するプラグイン。ログインしていれば友達が行ったアクティビティが優先的に表示される。

ActivityFeedは以下のようなイメージだ。

LiveStreamの設置
開催したイベントなどをストリーミング配信し、ユーザー同士でリアルタイムに意見交換をするためのプラグイン。

Facebookではメディア企業を対象に、これらのツールの設置効果を検証しているが、こうした活動は、結果として一般ユーザーにも波及すると考えられる。外部コンテンツのFacebook上でのシェアがFacebookページとのエッジランクに影響するかどうかは不明であるが、外部サイトへのアクセス増加が、間接的にFacebookページへの気づきにつながる可能性はある。

本物のファンを作る

続いては、Facebookページやその他のコンテンツなどを使って、ユーザーのエンゲージメントを高め、本物のファンを作ることだ。そして、本物のファンにFacebookページの「いいね!」バナーをはってもらうことだ。

「いいね!」バナーは直接Facebookページにリンクするので、新規ユーザーも既存ユーザーもFacebookページを訪れやすくなる。

「いいね!」バナーについては、「Facebookの「いいね!」バナーが持つ力」を参照いただきたい。

広告を出す

そして、最後にFacebookに広告を出すという方法を紹介する。Facebookでは、配信対象者を細かく設定できるが、そのときに「Facebookページについて「いいね!」と言っている人」のみに広告を配信することもできる。

「いいね!」と言っているユーザー限定のコンテンツを公開した場合などに広告を配信すれば、再びユーザーがFacebookページを見に来てくれる可能性は高まるだろう。

まとめ:Facebookページだけではだめ

Facebookページのビジネス利用が注目されるに連れ、Twitterや企業ブログなどは停止してしまって、Facebook一本に絞ろう、というように考える企業もあるようだ。

しかしFacebookページだけでの情報提供にしてしまった場合、ユーザーが一時的にFacebookページに興味をなくしてしまうと、ユーザーのニュースフィードに更新情報が表示されなくなるため再度訪れてもらえる可能性は低くなる。

紹介したように、外部サイトやTwitterなどを複合的に使うことで、一度離れたユーザーに気づかせ呼び戻す必要がある。

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