今日から始めるFacebookページ


追記:改訂版を公開しました

2012.3.2更新

Facebookページがタイムライン化しました。カバー写真の設定やタイムラインの設定方法などについては以下をご覧ください。

Facebookページタイムライン完全ガイド

Social Media Experienceでは、Facebookのビジネス活用についていろいろな角度から記事を書いてきました。

これまで公開してきた記事は、すでにある程度Facebookページの役割がわかっている人に向けて書かれたものです。

今回は改めて、これから企業でFacebookを始めようとしている人、Facebookページの運用を検討している人に向けて、Facebookページの基本的な知識を解説します。

今回紹介する内容は、FacebookにおけるFacebookページの位置づけ、Facebookページをビジネスで利用するメリット、Facebookの管理方法、個人アカウントとページアカウント、Facebookページにおすすめのアプリ(公式/サードパーティ含む)、Facebookページへのアプリの追加方法などです。

なお、これまで公開してきた代表的な記事は、以下のとおりです。基本的な知識を押さえたら、これらの記事にも目を通してみてください。

Facebookページの作り方について
新デザイン対応!:Facebookページ完全ガイド 
FacebookページにiFrameを組み込もう
iFrameでファン専用のコンテンツを作成しよう
Facebookファンページを作る前に考える3つの問い
緊急時にはFacebookによる情報発信を

Facebook広告について

Facebook広告初めてガイド
Facebookの新広告「スポンサー記事」

Facebookページでのユーザーとのコミュニケーションについて

効率化とユーザー満足度は反比例する
Facebookの「いいね!」バナーが持つ力
中小企業のためのファンページ

Facebookページの位置づけ

最初にFacebookページの位置づけを整理しておきましょう。Facebookは、大きくわけると以下の4つがあります。

・個人プロフィールページ

Facebookにアカウント登録したすべてのユーザーに割り当てられるページ。個人で情報を発信したり情報をシェアするために利用します。友達申請、友達とのメッセージのやりとりができるのがこのページです。

・グループ

Facebookユーザーなら誰でも作成できます。基本的に、グループを作成した人(管理人)が自分の友達を追加してグループを構成します。グループに登録されたユーザーはグループのメンバーとなり、グループ内での情報の共有ができます。

グループについては、以下の記事を参照してください。

Facebookグループを使ってみよう

・コミュニティページ

Facebookによって自動的に生成されるページ。概要部分については、Wikipediaに項目がある場合は、該当項目の説明が表示されます。また、関連トピックについてFacebook上でユーザーがシェアした情報が表示されます。

コミュニティページについては、以下の記事を参照してください。

機能変更からわかるFacebookのその先(2011年2月現在)

・Facebookページ

企業やブランド、アーティストや商店主自身(もしくは正式な代理人)が管理・運営するページ。ユーザーとコミュニケーションが可能な他、様々な情報発信をすることができます。Facebookのビジネス利用が注目されているのは、Facebookページがあるからです。

ユーザーはFacebookページに対して「いいね!」をすることでそのFacebookページとつながりを持つことができるようになります。

ここでいうつながりとは、個人プロフィールページで、他のユーザーと友達関係になるのと似ています。

友達の場合、自分のプロフィールページに友達になっているユーザーが表示され、友達になっているユーザーの更新情報がニュースフィードに表示されます。

Facebookページの場合は、自分のプロフィールにFacebookページの名前が追加されます。例えばミュージシャンのFacebookページに「いいね!」をクリックするとプロフィールの「音楽」にそのミュージシャンが追加されます。同様に、テレビであればプロフィールの「テレビ」に、企業等の場合は「趣味・関心」に追加されます。また、「いいね!」をクリックしたFacebookページの更新情報は、個人プロフィールページのニュースフィードに表示されるようになります。

なぜ、Facebookページなのか

ここで、Facebookページが注目されている理由について考えてみましょう。大きく3つの理由があります。

実名登録であることによる情報の信頼性

Facebookは実名登録が基本です。日本では、オンラインの活動は匿名での活動が主流なので、実名登録は大きなネックになると言われていました。

しかし、Facebookが国際展開するにあたって、実名登録という基本ポリシーを崩さなかったことは、ユーザーと企業にとって大きなメリットを生むことになりました。

実名登録というハードルを乗り越えてFacebookにアカウントを作成したユーザーは、Facebookに登録する各種の情報(性別、生年月日、趣味・関心など)も、現実の自分に近い情報を登録する傾向があります。

また、Facebook上の友達も、実際に交流のある友達(オンライン、オフライン含む)が登録されることが多くなります。

Facebookページでは、「いいね!」をクリックしたユーザーの登録データに直接アクセスすることはできませんが、統計データとして「いいね!」と言っているユーザーの割合などを知ることができます。

また、Facebook上に広告を配信するときは、細かく配信対象を設定することができます。例えば、Facebookではその日に誕生日のユーザーに広告を配信することができます。これは、お店が誕生日のお客さんに割引をするといったキャンペーンを実施している時に有効です。Facebook広告ほどピンポイントでユーザーにアピールすることができる広告は、これまで存在しなかったと思います。

それだけではありません。Facebookページへの投稿も必ずアカウントと紐づいていますので、暴言やあらしなども匿名のサービスに比べて少ない傾向にあります。

Facebookはクチコミを加速する

Facebookを利用していると、全く知らないユーザーの投稿がニュースフィードに表示されることはありませんか。これは、自分と友達関係にあるユーザーの誰かが、そのユーザーの投稿に対して、コメント投稿、あるいは「いいね!」をクリックしたため発生します。

つまり、Facebookでは友達というネットワークを介して情報が広まっていくのです。

自分が発信した情報は、自分が持っている友達というネットワークで広まります。一人が発したコメントが、友達のネットワーク、またその友達のネットワーク、また別の友だちのネットワークというように、ネットワークを介してどんどん広まっていくことができるのです。

ここで重要なのは、流れてくる情報は必ず「友達」という要素が関係していることです。

友達が知らない誰かの写真に対してコメントしているというのは、知らない誰かが知らない誰かに対してコメントをしていることとは全く異なる価値を持ちます。友達の行動というのは「気になる」ものです。センスのよい友だちがコメントしている動画は見たくなるし、尊敬している友達が「いいね!」と言っている記事は読んでみたくなるのです。

企業にとっては、このネットワークは友達同士の「おすすめ」というクチコミを加速させる装置のように見えるはずです。しかし、この加速装置は、企業がコントロールすることはできません。ユーザーの「いいね!」は恣意的に発生するものだからです。

しかし、企業ができることがないわけではありません。それはFacebookページを通して、ユーザーとコミュニケーションすること、ユーザーの声を聞くこと、そしてユーザーを楽しませるコンテンツを用意することです。こうした活動によって、ユーザーの「いいね!」を発生させ、Facebookを使って情報を広めていくことができるのです。

Facebookそのものがキュレートする

個人プロフィールページのニュースフィードは、「ハイライト」と「最新情報」を切り替えることができます。デフォルトでは「ハイライト」になっています。

「ハイライト」では、Facebookがそのユーザーにとって最も価値の高い情報が表示されるようになります。最も価値が高い情報とは、友達、人気、時間の3つを考慮して判断されます。

「友達」という観点では、Facebook上でやり取りが多いユーザーが優先的に表示されるようになります。やり取りが多いユーザーとは、投稿にコメントや「いいね!」をしているユーザー、メッセージの送受信をしているユーザーなどです。やり取りが多いということは、それだけそのユーザーとの関係が深いとみなされ、優先的に表示されるようになります。

たまに、Facebookの友達3,000人です!ということをステータスかのように公言されている方がいますが、振り返りみてFacebook上で本当に情報の交換、やり取りを行なっているのはそのうち何人でしょうか。もし、3,000人いたとしても、その人達とFacebook上でやり取りがなければ、その人の発信した情報は3,000人の誰のニュースフィードにも表示されません。単にその人のニュースフィードが「よく知らない人」の情報で賑わうだけです。

続いて「人気」という観点では、Facebookに投稿されたコンテンツのうち、「いいね!」や「コメント」の多い記事ほど、優先的に表示されるようになっています。「いいね!」や「コメント」が多いということは、ユーザーに注目されているということなので、それだけ価値の高いコンテンツとしてみなされます。

「時間」という観点では、アクション(投稿、「いいね!」、コメント)の発生した時刻が考慮されます。ユーザーが見たいのは、少し前の大人気コンテンツではなく、今話題になっているコンテンツです。よって、アクションの発生時刻を考慮して、刻々とニュースフィードが更新されていきます。

ということは・・・・

こうした仕組みを考えると、Facebookページでどういった情報を配信していく必要があるかわかるでしょう。ユーザーのフィードバックが多いFacebookページのコンテンツは、「いいね!」と言っているユーザーのニュースフィードに表示されやすくなりますし、ユーザーがアクションをすればその友達のニュースフィードにも反映されます。

「これを買ってください!」とFacebookページにいくつも投稿しても、誰も興味を持ちません。しかし、例えば「本日、先着30名様に新メニューの試食をしていただくキャンペーンを実施しています!試食された方は、ぜひコメントに感想をお書きください!」という投稿をしたらどうでしょうか。参加した人は何らかのフィードバックを返すだろうし、他のユーザーもその感想に興味を持つでしょう。

このように、その企業にあったコンテンツを作っていくことで、Facebook内でのクチコミを発生させ、それをプラスの流れにもっていくことができます。

Facebookページの作り方

Facebookページは、第三者が作成することは禁止されています。企業などの従業員で企業の方針にしたがってFacebookページを作成しているのであれば、正式な代理人としてFacebookページを作成できます。Facebookページは、無料で作成することができます。

Facebookページの作り方のステップについては、こちらの記事を参考にしてください。

新デザイン対応!:Facebookページ完全ガイド 

Facebookページの管理方法

Facebookページは、複数の管理人を設定して運用することができます。

またFacebookページに管理人の顔を出すかどうかも設定することができます。顔を出した場合は、その運営者により親近感を持ってもらうことができるでしょう。ブランドとしてFacebookページを運営している場合は、一切出さないという方法も有効です。

そもそも、どういう目的で運営しているのか、ユーザーとどういう形でコミュニケーションをとっていくのかを考えて、一定の方針にしたがった運用が望まれます。

Facebookページの管理とはどういうことを行うのでしょうか。基本的な作業を洗い出してみました。

・Facebookページの作成・登録

・基本情報の登録
・ウォールの管理(新規投稿、ユーザー投稿のチェック、フィードバック、スパム削除)
・アプリケーションの追加/設定/削除
・Facebookページのカスタマイズ
・Facebookページの運用状態の確認(インサイトを利用する)

その他にも、コンテストを実施していればコンテストの管理、アンケートを実施していればその管理など、それぞれのコンテンツに応じた管理作業が必要になります。

Facebookページを作成するのは無料ですが、運用するには相応の人員と時間がかかることを意識しておきましょう。

ページアカウントと個人アカウント

Facebookにアカウント登録すると利用できるのが、個人アカウントと個人プロフィールページです。この個人アカウントを利用してFacebookページを作成します。

Facebookページを登録すると利用できるようになるのが、Facebookページ名がついた「ページアカウント」です。このページアカウントは、Facebookページで投稿やコメントをするために利用するアカウントで、基本的に自分や他のユーザーのプロフィールページに投稿をしたり、友達を作ったりすることはできません。

Facebookページアカウントの切り替えは、左側のメニューのアカウント切り替え、またはトップメニューから「アカウント」→「ページアカウント/個人アカウントでFacebookを利用」をクリックして行います。

アプリの追加などは、ページアカウントで行うことができません。個人アカウントに切り替えて実行しましょう。

Facebookページにアプリを追加する

Facebookページのコンテンツを充実させるのにかかせないのが、Facebookアプリの活用です。FacebookアプリはFacebookの公式アプリと、サードパーティが開発したアプリがあります。

アプリケーションを探すには、Facebookの検索ボックスで利用したいアプリの名前を入力するか、アプリディレクトリから、必要なアプリを探します。

公式アプリ

公式アプリには、個人プロフィールでも利用できる写真や動画をはじめとして、ディスカッションレビュー、ノート、イベントなどがあります。とても使いやすい上に無料なので、目的に応じて使ってみるとよいでしょう。

サードパーティ製のアプリ

サードパーティのアプリには、無料のものと有料のものがあります。アプリには様々なものがありますが、企業で利用しやすいものをいくつかピックアップしてみました。

アンケート系

ユーザーが気軽に参加できるのがアンケートです。以下のようなものがあります。

Poll 

Poll Daddy Polls

動画系

Facebook公式アプリもありますが、以下のようなアプリも利用できます。

YouTube for Pages

Ustream

RSS系

Social RSS 

RSS Graffiti

バンド、ミュージシャンBand Profile系

Band Profile

ようこそページ

Hy.ly Welcome Tab app 

お問い合わせ系

FAQ Page

プレゼンテーション

SlideShare

アプリケーションの追加方法の基本

1.アプリケーションのページにアクセス

2.左側のメニューにある「マイページに追加」をクリックして、Facebookページを選択して「追加」をクリック
3.アプリケーションに応じて設定を行う
4.自分のFacebookページを表示し、「Facebookページを編集」をクリックして、Facebookページ編集画面を表示する
5.「アプリ」を選択
6.一覧から追加したアプリの「設定を編集」をクリックし「追加」をクリック

アプリケーションによっては、「マイページに追加」でメニューに追加されるものもあります。

Facebookページをカスタマイズする

もちろん自由にカスタマイズすることもできます。カスタマイズについては、以下の記事を参照してください。

FacebookページにiFrameを組み込もう

コミュニケーションプラットフォームとして

Facebookの基本的な知識をまとめてみました。これから始めようという方は、こうした基本情報を知った上で、ユーザーとよりよいコミュニケーションを取るための方法を企画してみてください。まだよくわからない、という人は自分でFacebookを使い込んで、テスト用のFacebookページを作ってみてください。少しずつ要領がわかってくるはずです。

iFrameが利用できるようになったことで、Facebookページはいろいろなことができるようになりました。過去の事例などから何をやるのかを決めるのもいいのですが、自社の売りやユーザーとの理想的なコミュニケーションを考え、Facebookページを使って何を目指すのかをしっかり考えることがとても大切です。やりたいことを考え、そのあとでそれをどう実装していくかを検討していけばいいのです。

関連記事


この記事にコメントをどうぞ

Social Media Experience
記事提供
運営会社