今日からキュレーターになろう

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Curator

アウトプットのないインプットは意味が無い

本を読んだらその感想をメモする。講義を受けたらその内容をノートにまとめる。有用な話を聞いたら、別の誰かにその話しを伝える。

何か新しい知識を得ることをインプットとすると、それに対する自分の反応を表現することがアウトプットである。インプットのあとになんらかのアウトプットを出す場合、アウトプットなしの場合に比べて、記憶への定着が格段にあがり、その情報を有効に活用するアイデアも浮かびやすいという。

アウトプットする方法はさまざまあるが、今回は「コンテンツキュレーター」というアウトプット方法について説明しよう。

コンテンツキュレーターとは何か

キュレーター(curator)の本来の意味は、博物館や美術館などの責任者、学芸員のことである。彼らは、展示するべき作品やアイテムを収集し、それをテーマに応じて選択し、観客に喜ばれる形で展示を行う。

ソーシャルメディアが広まるに連れて注目されているのがコンテンツキュレーターである。コンテンツキュレーターの役割は、膨大な情報の中から有用なもの、おもしろいもの、新鮮なものなどキュレーター本人の価値観から良いと思ったものを選び、それを他の人に紹介することである。

なお、ここでいうコンテンツとは、サイトそのもの、記事、動画、フォトなどあらゆるコンテンツを含んでいる。

キュレーターになることの意義

キュレーターであり続けるためには、常に情報収集をして、自分が良いと思うものを探し続けなければならない。では、キュレーターになる意義はどこにあるのだろうか。大きく3つに分けることができるだろう。

  • アウトプットによる知識の定着
  • アウトプットを意識した情報収集
  • 自分の信頼性の構築
  • アウトプットによる知識の定着

    まず、アウトプットによる知識の定着というのは、先に述べたとおりである。膨大な情報の中から特定のコンテンツを選択し紹介するという行為そのものがアウトプットであるので、ただコンテンツを消費するだけの状態よりも、はるかに記憶に残るだろう。なぜなら、どのような形でアウトプットするか考えるので、受身ではなく批評的な立場からコンテンツと向きあうことができるからである。

    アウトプットを意識した情報収集

    続いて、アウトプットを意識した情報収集ができるということがある。見るつもりのないコンテンツに時間を費やしてしまったという経験はないだろうか。「見ない方がいい」とわかっているにも関わらずついつい見てしまい、そのつまらなさにがっかりし、さらにそんなものを見てしまった自分が嫌になるというサイクルを私は「だめコンテンツ消費のスリーステップ」と呼んでいる。

    だめコンテンツ消費のスリーステップを避けるには、記事のフィルタリングを意識するとよい。キュレーターとしてコンテンツを紹介するという目的があれば、だめコンテンツや関係のないコンテンツを開く前に、自分のフィルターを通して本当に見るべきなのか考えるはずだ。

    自分の信頼性の構築

    自分の信頼性というのは、自分のセンスがどれだけ認められているかということでもある。人が何かを選ぶときの判断基準に他人からのオススメがある。そこには「みんなが薦めているからよいものだ」という判断と「あの人が薦めているからよいものだ」という判断がある。どうせなら、センスを信用される「あの人」となりたいところだ。

    そのためには、あらゆる分野のキュレーターとなるよりも、自分が得意な分野にフォーカスしたキュレーターになるべきだ。他の分野については、他の信頼できるキュレーターを見つければいいのだ。

    情報収集から判断まで

    では、どうすればコンテンツキュレーターになれるのだろうか。

    まず、自分がキュレーターとして注力する分野を選ぼう。自分が興味のあること、実践していること、勉強していることなど、積極的に情報を収集しており、ある程度情報の価値を判断できる分野がよいだろう。

    続いて情報の収集だ。インターネット上の情報収集方法は、さまざまなものがあるだけでなく、日々新しいサービスが生まれているので、自分の分野にあう情報収集方法をみつけるとよい。

    情報を収集したらそれを共有するべきかどうか判断する。自分が感動したり、役に立つと思ったものは積極的に共有していこう。反対に「これは読む価値がまったくない」と思ったものはそうコメントして共有するのもよいだろう。

    情報を共有する

    情報の共有方法にはいくつかあるが、いくつかオススメのものを紹介する。また本サイトでもボタンを用意しているので、その使い方も合わせて紹介する。

  • ブログ
  • Twitter
  • Google Buzz
  • Facebook
  • Mixiチェック
  • はてなブックマーク
  • StumbleUpon
  • ブログ

    ブログにコンテンツの感想やそれに対する意見などをアウトプットして公開することである。字数などの制限がないので自由に表現できることと、自分の記録として残るところがよい。

    Twitter

    Twitterでは、自分が見たコンテンツのURL、タイトル、コメントなどを投稿することができる。文字数に制限があるので、多くのことは書けないが、お手軽なところがよい。

    図1:ヘッダー部のアイコン

    図2:記事中のアイコン

    図3:記事下のアイコン

    本サイトでは、図2の(4)の「retweet」ボタン、または図3の(5)「Twitterでこのページをつぶやく」ボタンをクリックすれば、読んでいる記事についてTwitterに投稿することができる。ちなみに図2の(4)の「tweets」ボタンをクリックすると、その記事をRTした人のツイートを確認できる。

    また図1の(1)のTwitterボタンを押すと、このサイト自体をTwitterに投稿することができる。

    Google Buzz

    Google BuzzもTwitterと同様、コンテンツのURL、タイトル、コメントなどを投稿する。文字数に制限がないので自由に意見が書き込める。本サイトでは、図3(7)の「Google Buzzにつぶやく」ボタンをクリックすれば、読んでいる記事についてGoogle Buzzに投稿することができる。図1(3)のヘッダーのボタンをクリックすると、このサイト自体をBuzzに投稿する。

    Facebook

    Facebookでは、自分が見たコンテンツのURL、タイトルを自分の友達と共有することができる。共有時にコメントを入力することもできる。こちらも多くのことは書けないが、簡単に共有できるところがよい。本サイトでは、記事の一番下の図3(6)の「Facebookで共有」ボタンをクリックすれば、読んでいる記事についてFacebookに投稿することができる。

    なお、その上にある「Like」ボタンをクリックすると、この記事をポジティブに評価したことになり、Facebookにも表示される。表示されている人数はこの記事をポジティブに評価した人の数である。またヘッダーの図1(2)ボタンをクリックすると、このサイト自体をFacebookに投稿する。

    Mixiチェック

    Mixiチェックも、Facebookの共有ボタンとほぼ同様の機能を持つ。違いは投稿する先がMixiになることである。本サイトでは、記事の一番下の図3(11)「mixiチェック」ボタンをクリックすれば、読んでいる記事についてMixiに投稿することができる。

    はてなブックマーク

    はてなブックマークはコンテンツをソーシャルブックマークする機能である。ブックマークするときに、コメントを追加することができる。本サイトでは、記事下の図3(9)「はてなブックマーク」ボタンをクリックすると、読んでいる記事をはてなブックマークに追加することができる。

    StumbleUpon

    StumbleUponは、ユーザーが登録したコンテンツを好みのあうユーザーにランダムでお勧めするサービスである。登録するときに、自分のReviewなどを追加できる。本サイトでは、図3(8)の「StumbleUponで共有」ボタンをクリックすると、読んでいる記事をStumbleUponにおすすめ記事として追加することができる。

    情報を発信すると、情報が集まるようになる

    コンテンツキュレーターとして活動を続けていくと、いつの間にか自然と情報が集まってくるようになることに気づくだろう。例えば、ブログをやっていれば、ブログのコメントやTwitterなどで記事の反応がある。各種サービスでコンテンツをシェアしていれば、それを見た友達が関連する別の記事を紹介してくれることがある。

    こうしたインプットとアウトプットの循環も、コンテンツキュレーターとしてのソーシャルメディアエクスペリエンスの醍醐味となるのである。

    なによりもコンテンツキュレーターは、オリジナルへの敬意がある。良いと思ったものをコピーするのではなく、リンクを他の人に広めることは、コンテンツ提供者である作者への敬意の表し方の一つである。

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