長いURLが増えている5つの理由

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Social Media Experienceのドメイン名は失敗か

当サイトのドメインは、socialmediaexperience.jp、WebサイトのURLは、http://socialmediaexperience.jpだ。

このURLを発表したとき、何人かの方から「長すぎるのではないか」というご意見をいただいた。その通りである。しかし、私は覚悟の上でこのドメイン名を取得した。

かつて、ドメイン名は短くて覚えやすいものほどよいとされていた。Webサイトにアクセスするとき、長いURLは入力がめんどうだし、タイプミスも発生しやすいからだ。

しかし、常識は変わった。

ソーシャルメディア時代では、長いドメイン名はネックにはならない。むしろ、長いドメイン名のほうがよいくらいだ。その理由を5つの観点から説明する。

URLを入力してアクセスすることはない

最近の自分のネット利用の状況を思い出してほしい。最後にアドレスバーにURLを直打ちして、Webサイトにアクセスしたのはいつだろうか。

入力することがあったとしても、たいていのWebブラウザには、入力補完機能があり、ある程度文字列を入力すると候補のURLを表示してくれたり、過去の履歴から候補を表示してくれる。よって、最後まで自分でURLを入力しないといけないことは、ほとんどないはずだ。

よって、入力が面倒、入力ミスが心配という理由で、短いドメイン名に固執する必要はない。

URLリンクのソーシャル化

では、どのようにWebサイトにアクセスしているだろうか。大きく2つに分けることができる。

1つはURLリンクからのアクセスだ。ではどういう経緯でURLリンクを見つけるだろうか。

最近では、ソーシャルメディアリンクが多いはずだ。ここでは、以下のようなリンクをソーシャルメディアリンクと呼んでいる。

  • Twitterで誰かが言及しているリンク
  • Facebookなどのサービスで友達が共有したリンク
  • はてなブックマークなどのソーシャルブックマークサービスのリスト
  • メディアやブログなどの参考リンク
  • メールなどで知人から紹介されたサイトへのリンク
  • RSSは、ソーシャルメディアリンクとは異なるが、このサービスも根強い人気で、Webサイトのアクセスのきっかけになるものだ。

    こうしたサービスを利用するユーザーは、URLそのものよりも、記事タイトルのほうを見てアクセスするかどうかを判断している。

    そしてもう1つのアクセス方法が検索である。大抵知りたい事柄のキーワードを入力して検索するので、サイトのドメイン名の長さは問題にならない。

    よって、ドメイン名の長さはWebアクセスのしやすさにとって重要ではない。

    TwitterではURLは短縮される

    現在、Webサイトへのアクセスのきっかけとして重要な位置を占めているのが、Twitterである。Twitterでは、入力制限が140文字であるため、言及するWebサイトへのURLは短縮URLが利用されることが多い。短縮URLとは、ht.lyやbt.lyなど、本来のURLを変換したURLである。

    ユーザーが短縮URLをクリックすると、自動的に本来のURLが示すWebサイトにリダイレクトされる。現在、85種類以上の短縮URLが確認されている。

    短縮URLでは、オリジナルのドメイン名はアクセスするまでわからない。よって、ドメイン名が長かろうが、短かろうが、関係ない。

    造語よりも意味が通じやすいほうがよい

    かつて、私があるWebサイトの運営にたずさわっていたときに、大失敗をしたことがある。

    そのWebサイトでは、ある単語とある単語を組み合わせた5文字の造語をドメイン名として取得していた。Webサイト名もそのドメイン名と同じである。

    ある時、アメリカ人の友人にそのWebサイトを紹介すると、サイト名の意味と発音を尋ねられた。私は、2つの単語を組み合わせた造語であることと発音方法を教えた。

    彼から音声ファイルが送られてきた。英語を話す人はこういうふうに発音するよ、ということを教えるために、わざわざ録音して送ってくれたのだ。

    彼の発音は「つまらない、くだらない」を意味する英単語を思い起こさせた。

    この失敗でわかったことは、2つある。1つは、下手な造語を作ってもその意図が通じなければ意味がないということ。もう1つは、立場の違う人が見ればものすごく恥ずかしい言葉をドメイン名にしてしまう危険性があるということだ。

    ドメイン名には間違えようのない言葉を選んだほうがよい。

    そもそもドメイン名が枯渇している

    最後の理由は、短いドメイン名でわかりやすいものは、すでに誰かに取得されているということである。試しに、ドメイン名の検索をしてみるとよい。思いつくものは、大抵取得されているはずだ。

    それもあって、2009年以降にオープンしたWebサイトは長いドメイン名が多い。.(ドット)で区切って複数の単語を並べているものまである。ドメイン名の長さがそのサイトの新鮮さを表している感じすら受ける。もちろん、長いほうが挑戦的でクールなサイトに感じられるということである。

    長いドメイン名はもはやデメリットではないのだ。むしろ、長いほうがもてはやされているくらいなのである。

    みなさんはどう思いますか?

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