ファンページとTwitterを連携させる

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ある企業が公式アカウントとしてTwitterを運用しています。Facebookにファンページも持っています。

ファンページには、ウォールという機能があり、ここで近況として情報やリンクをシェアすることができます。

そこで、この企業の担当者は、以下のような運用方式を考えました。

「TwitterのツイートをFacebook(フェイスブック)のファンページにも投稿する、あるいは逆にファンページの投稿をTwitterにも投稿するようにしたい。」

今回は、ファンページとTwitterの連携をさせることのメリット、デメリットについて考えてみましょう。また、連携する方法についても紹介します。

Twitterとファンページの決定的な違い

Twitterのツイートとファンページの投稿の決定的な違いは、ユーザーがどのように情報に接するかということです。

Twitterは、基本的にユーザーがチェックするのは、自分のタイムラインです。自分がフォローした人の情報が次々に流れていきます。フォローしている人数にもよりますが、多くのユーザーが「その時にタイムラインを流れている情報を見る」という利用をしています。

一方、Facebookでは、ユーザーがまずチェックするのは、自分の個人プロフィールページのニュースフィードを流れる情報です。ニュースフィードに流れる情報は、以下のようなものがあります。

  • 友達のフェイスブックの更新情報
  • 友達とその友達のフェイスブック内でのインタラクション(いいね!やコメント)
  • 友達の外部サイトのコンテンツへのいいね!やシェア
  • 友達と自分のフェイスブック内でのインタラクション(いいね!やコメント)
  • ファンになっているページの更新情報
  • Twitterよりも、雑多な情報が流れてきます。ニュースフィードの表示は「ハイライト」と「最新情報」のどちらかに切り替えられますが、デフォルトでは「ハイライト」表示になっています。

    「ハイライト」に表示されるものは、時系列に関係なく、ユーザーからの評価が高い投稿、つまり、「いいね!」の数やコメントなどのフィードバック数が多いものが優先的に表示されます。また、フェイスブック内でのインタラクションが多い友達やページに関係する情報も優先的に表示されます。

    この違いを念頭において、二つの連携方式のメリットとデメリットを考えてみましょう。

    なお、ここでは、ファンページのウォールの更新は、Twitterほど頻繁ではないという条件で検討してみます。

    Twitterの投稿をファンページに連携させる

    まず、公式アカウントのTwitterの投稿をファンページのウォールの投稿と連携させる場合について考えてみます。

    メリット

  • Twitterの投稿をファンページのファンにも見てもらえる
  • 「いいね!」やコメントが増えれば、多くのユーザーのニュースフィードに長い時間表示されるので、Twitterよりも情報の残存時間が長くなる
  • ファンページのウォールに投稿する手間が省ける
  • ファンがファンページを訪れたときに、ウォールの更新情報がまとめてみられる
  • デメリット

  • Twitterの更新頻度が多いと、ファンページのウォールの更新も早くなり、情報が流れてしまう(=ファンからのフィードバックもすぐに流れてしまう)
  • ファンページの投稿の更新が早過ぎると、ファンがチェックできなくなる
  • 上記の結果として、「いいね!」やコメントがつきにくくなり、ユーザーのニュースフィードに表示されなくなる
  • Twitterの公式アカウントをフォローしているユーザーは同じ情報を2回見る
  • Twitterをフォローしていないユーザーにとって、フォローする動機になりにくい
  • こんな場合は有効!

  • ファンページのファンと、Twitterのフォロワーが大きく異なる
  • Twitterの投稿が1日に1〜5ツイート程度
  • ファンページのウォールの投稿へのフィードバック(いいね!またはコメント)が多い
  • 連携させるには

    Twitter for Facebook fan pageというアプリケーションを利用する方法が簡単です。

    ページにアクセスして、アイコンの下の「自分のファンページに追加」をクリックし、追加するファンページを選択します。

    追加したファンページの編集画面を開き、「アプリ」を選択すると、追加した「Twitter」というアプリが表示されます。

    ファンページを表示すると、「Twitter」というタブが追加されています。タブが見つからない場合は「>>」タブをクリックしてみましょう。プルダウンメニューが表示され、その中に「Twitter」というページがあります。

    「Configure Twitter on this tab」をクリックします。

    画面に従って必要な情報を入力します。メールはTwitterアカウントを登録したメールアドレスを入力します。「Save&Continue」をクリックすれば完了です。

    この他にも、Smart Tweets for PagesTwitter for Pagesなどがあります。

    ファンページの投稿をTwitterに連携させる

    ファンページの投稿をTwitterに連携させる場合はどうでしょうか。

    メリット

  • ファンページの投稿をTwitterのフォロワーにも見てもらえる
  • Twitterに投稿する手間が省ける
  • ファンページ内のコンテンツ更新情報を流すと、Twitterでその情報を見た人にとって、ファンになる動機になる
  • デメリット

    • Twitterの公式アカウントをフォローしているユーザーは同じ情報を2回見る

    こんな場合は有効!

  • ファンページのファンと、Twitterのフォロワーが大きく異なる
  • ファンになっていないTwitterのフォロワーが多い
  • 連携させるには

    http://www.facebook.com/twitter/にアクセスして、Twitterのアカウントを連携させます。

    まとめ:連携させるかどうか?

    さて、一般的なメリットとデメリットをあげてみましたが、「Facebookファンページを作る前に考える3つの問い」で考えた、ファンページの目的(=どのような情報を発信していくか)とターゲットにするユーザーに立ち返れば、自社のソーシャルメディア活用にとって両者を連携させることが有効かどうかはわかってくるはずです。

    もちろん、ファンページのウォールの適切な更新頻度というのも、目的やターゲットによって異なってくるでしょう。

    連携をさせた場合、ファンは喜ぶかな、フォロワーは喜ぶかな、自分が見る立場だったらどう感じるかな、ということを考えてみましょう。

    私がいろいろな企業のファンページを見ていて感じるのは、Twitterと連携させている企業は、どうしてもフェイスブック内では情報の発信が過剰に感じられます。また、ファンページのウォールへのユーザーからの投稿などの、貴重な情報が流れていってしまうことも、もったいないと思います。

    ファンページはファンページのオリジナルの情報を発信したほうが、「ファン」になった人に喜んでもらえるのではないでしょうか。

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