Twitterのプロモーテッドアカウント

Twitterの公式のビジネスページ更新されました。Twitterをビジネス用途で活用するためのコツや、Twitterを使ったキャンペーンの成功事例などを紹介するページができました。以下のページで確認できます(一部を除いて英語)。
ベストプラクティス Twitterを上手に活用するための8つのコツ
Twitter on the Go モバイルの活用
Case Studies Best BuyやJetBlueなどのTwitterを使ったキャンペーンの事例

Twitterは公式の宣伝用サービスのPromotedTwitterを用意していますが、2010年12月現在は試験運用中のため、限られた企業しか活用できません。しかし、ビジネス用ページが充実してきたことなどから、近い将来より多くの企業で活用できるようになりそうです。

そこで、今回は公式のTwitterの広告サービスについて説明します。なお、これらは現在試験運用中であり、TwitterとTwitterクライアントを提供するサードパーティ、いくつかの企業が実験している段階なので、内容などは変わる可能性があります。

Twitterのプロモート用製品

Twitterが現在用意している広告用のサービスは以下の3つです。

  • Promoted Tweets
  • Promoted Trends
  • Promoted Accounts
  • 必要なサービスを組み合わせて使うこともできるし、単一のサービスを使うこともできます。また、これらのサービスを利用している企業は、ダッシュボード形式のレポートを見ることができます。

    Promoted Tweetsとは

    通常、ユーザーのTwitterのタイムラインに表示されるツイートは、そのユーザーがフォローしているユーザーのツイートのみです。

    しかし、Promoted Tweets(プロモーテッドツイート)を使うと、自分のフォロワー以外のTwitterユーザーのタイムラインにもツイートを表示することができます。これにより、より多くのユーザーにツイートを見てもらうことができます。

    プロモーテッドツイートは、形式的には通常のツイートと同じですが、下に「Promoted Tweets」と表示されます。また、通常のツイートと同じように、Twitterの検索でキーワードがマッチすれば表示されます。

    以下は、CocaColaのプロモーテッドツイートの例です。これはTwitterと協力してサービス開発にあたっているHootsuiteで表示されたものです(2010年12月現在、公式Twitterではユーザーのタイムラインには表示されず、検索したときの結果にのみ表示されるようになっています)。ユーザーがタイムラインを更新したときにトップに表示されるような工夫(送信時間の変更)が行われているようです。

    プロモーテッドツイートの費用は、コストパーエンゲージメント(Cost-per-Engagement:CPE)で算出されます。

    ここでいうエンゲージメントとは、プロモーテッドツイートを見たユーザーが以下のアクションを起こすことを指しています。

  • ユーザーがプロモーテッドツイートをRTした
  • ユーザーがプロモーテッドツイートに返信した
  • ユーザーがプロモーテッドツイート内のリンクをクリックした
  • ユーザーがプロモーテッドツイートをお気に入りにした
  • ユーザーによってRTされた場合のインプレッションには、費用はかかりません。なお、Twitterではこうしたアクションをレゾナンス(共鳴)と呼ぶこともあります。

    Promoted Trendsとは

    Twitterは送信されるツイートから、たくさん送信されている単語やハッシュタグを検出して、Twitterトレンドとしてトップ10を表示しています。トレンドリストの単語をクリックすると、その単語をキーにして検索したツイートが表示されます。

    Promoted Trends(プロモーテッドトレンド)を利用すると、企業に関連した用語をそのリストに表示させることができます。ユーザーがトレンドをクリックすると、企業が送信したプロモーテッドツイートがトップに表示され、その単語を含むツイートが表示されます。

    プロモーテッドトレンドは固定価格となっています。

    Promoted Accountsとは

    Promoted Accounts(プロモーテッドアカウント)は、フォロワーをたくさん獲得するためのアカウントです。

    プロモーテッドアカウントは、ユーザーのTwitterのホームページのおすすめユーザーのリストのトップに表示されます。

    レポート

    広告主には、結果の分析のレポートが2つ提供されます。

    一つはダッシュボードです。プロモーテッドツイート、プロモーテッドトレンド、プロモーテッドアカウントそれぞれにダッシュボードがあり、それぞれインプレッション、RT数、クリック数、返信数、フォロワー数(プロモーテッドアカウント)が表示されます。

    また、タイムラインアクティビティには、Twitterでの活動状況が表示され、プロモーテッドだけでなく、通常のアカウントも含め、メンションやフォローなどが表示されます。

    予算設定

    Twitterでは、現在このサービスを限定公開していますが、先日問い合わせフォームが用意されました。

    この問い合わせフォームでは予算を登録できます。選択できるのは1万ドル以下から10万ドル以上までであります。また対象とする地域などを選択することもできます。

    メリットとデメリット

    これらのサービスは、現在のところ試験運用中であり、運用方式や費用などは大きく変わる可能性がありますが、現在のバージョンを見たところでのメリットとデメリットを考えてみたいと思います。

    プロモーテッドツイート

    企業から見たメリットとしては、フォローしていないユーザーにもツイートを見てもらえることができるのは、大変大きなメリットです。また、Hootsuiteの試験バージョンでは、タイムラインの一番上に表示されるので、大変目立ちます。形式もほとんど通常のツイートと変わらないため、ユーザーとしても違和感なく、RTしたり返信したりすることができますし、これをきっかけにその企業のフォロワーになることもあるでしょう。

    またユーザーの地域や属性に合わせて、表示/非表示を変えられるようになれば、ローカルビジネスなどにとっては、大きなビジネスチャンスになりそうです。

    デメリットとしては、現在試験運用中とはいえ、タイムラインのトップに表示するために、送信時刻の変更が行われていると考えられるところです。こうしたデータの基本情報を変更することは、一部のユーザーから反感を買いそうな仕様であり、他の方法を検討したほうがよさそうです。

    プロモーテッドトレンド

    企業にとっては、トレンドワードとしてリスト化されることで、注目を集めることができるため、効果は大きいでしょう。

    これのデメリットは、トレンドの意義を覆しかねないことです。トレンドとは、特別な操作なしで、ユーザーの自然なツイートが特定の話題に集中するからこそ、おもしろいのです。

    WikiLeaks の事件に関連して、Twitterがトレンド情報の意図的な操作をしたのでは、といった疑惑が一部の間でささやかれていました。ユーザーが作るストリームの中に、意図的な操作が行われると、懐疑的になるユーザーも現れるでしょう。

    プロモーテッドアカウント

    一時的なキャンペーンや特別な商品用のアカウントを作った場合など、フォロワーの数を早急に増やしたい時には、プロモーテッドアカウントは有効でしょう。そのアカウントに気づいていなかったユーザーへのアプローチとしても効果的です。

    デメリットとしては、それを見てどれくらいのユーザーがフォローするか、というところです。私自身は、おすすめユーザーに表示されているユーザーをフォローしたことがほとんどありません。ただ、あるユーザーをフォローしたときに表示される、類似ユーザーのサジェストは参考にしてフォローすることがあります。よって、該当アカウントに類似したユーザーをフォローしたときに表示されるようにしたほうが効果がありそうに思えます。

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