ソーシャルメディアをこう使った!3つの事例

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エンゲージメントは売上につながるのか」という記事では、ソーシャルメディアを活用している企業ほど、経営成績が上がっているということを紹介しました。

しかし、ソーシャルメディアをビジネスに利用する場合、どのように活用すれば、顧客とのエンゲージメントを高め、売上の増加につなげることができるのでしょうか。

知名度の高いブランドならば、Twitterをはじめればすぐにフォロワーもつくし、Facebook(フェイスブック)のファンページのファンも増えるかもしれませんが、中小企業では、難しいという意見もあります。

しかし、中小企業でもその業態や企業ポリシーにあった使い方をすることで、多くの顧客をつかんでいます。

今回は、中小企業のソーシャルメディアの成功事例を3つ紹介します。

  • フォロワーが30万人のアイスクリーム屋さん
  • 75%がソーシャルメディア経由のお客さんという美容院
  • 話題満載のツイートで人気のビール工房
  • フォロワーが30万人のアイスクリーム屋さん

    有名なアイスクリームブランドよりも多くのフォロワーを持つアイスクリーム屋さんがHumphry Slocombeです。

    サンフランシスコにある座席数14の街の小さなアイスクリーム屋さんにも関わらず、New York Timesに「Twitterでフォローするべき11の企業」などに取り上げられているほか、サンフランシスコのレストランとしてベストTwitterに選ばれています。

    広告費がないからTwitterを始めた

    インタビューなどによると、2009年からTwitterを始めた理由は「広告費がなかったから」。

    店では日替わりのアイスクリームを提供していますが、お客さんからたびたび「日替わりメニューの情報を知りたい!」と言われていました。その要望に答えるには、Twitterがまさにうってつけでした。

    しかし、そのまま日替わりメニューを流してもつまらないので、「Ice Cream With Attitude(他にはないアイスクリーム)」というキャッチコーピーをつけ、活発にツイートするようになりました。

    さらにメニューの紹介に加え、店を紹介した記事やブログへのリンク、イベントの開催、パーティーの写真などをツイートしています。しかし、何より特徴的なのはその言語の選び方と調子です。

    「You’re invited! Yes-you. Project Open Hand & Humphry Slocombe: http://www.facebook.com/event.php?eid=149136018467682(君を招待、そうさ、君だよ、 Open Hand & Humphry Slocombeプロジェクト)」

    「Thanks for the shout out SF Gate! We’re in good company. http://twitpic.com/3bzcua(シャウトしてくれてありがとう、SF Gate(サンフランシスコのローカルニュースサイト)!いい仲間さ!)」

    軽快で気軽で親しみやすく、お店にいったときもこんな感じで出迎えてくれるんだろうなと思わせてくれます。

    75%がソーシャルメディア経由のお客さんという美容院

    Emerson Salonは、シアトルの美容院です。Facebook、Twitter、ブログを上手に活用しています。

    そもそも、美容院とは美容師と顧客の関係が重要で、他のサービス業に比べて深くなる傾向にあります。30分間程度、1対1で散髪するため、お客さんの髪質や好み、ライフスタイルなどを押さえて会話をする必要があるからです。お客さんにとっても、美容師との個人的な相性というのは重要で、自分の要望をきちんと理解してもらえるかどうかが、出来上がりの満足度に大きく影響します。

    そこでこの美容室のWebサイトでは、美容師一人ひとりの情報をアピールし、来店前にどんな人なのかわかるようにしています。

    こうした取り組みのおかげで「お客さんの75%以上がFacebook、Twitter、Webサイトのいずれかを見て来店している」と言います。

    ちなみにこの美容室はYelpなどのクチコミサイトでもとても高い評価を得ています。高いスキルとソーシャルメディアを使ったアプローチで顧客満足度をさらに上げていることがわかります。

    話題満載のツイートで人気のビール工房

    Twitterを始めた企業がぶつかる壁の1つが「何をつぶやいていいのかわからない」ということです。フォロワーとのコミュニケーションも難しいと感じる人も多いようです。

    参考になるのがシンガポールの小さなブリューワーであるBrewerkzです。つぶやく内容は、店の案内から豆知識までさまざま。また店では定期的にフォロワーのためのイベントを開催しています。フォロワーは割引価格で飲め、フォロワー同士でビールについて語り合うことができます。

    Brewerkzのツイートは以下のように分類できます。

  • フォロワー向けイベント案内、招待など
  • 新作ビールの紹介
  • コンテスト
    (例:ドラゴンフルーツを加えた新しいハニービールを準備中。名前は投票で決めます!)
  • 豆知識
    (Brewerkzでは毎週8,000リットルのビールを販売しています)
  • 質問
    (Brewerkzのビールをどんなふうに飲みますか?)
  • 食べ物やビールの写真
  • Facebookや位置情報も活用

    Facebookのファンページでは、最初のファン1,000人に無料ビールを提供したり、位置情報サービスを使ったコンテストを開催するなど、さまざまなソーシャルメディアを使ったキャンペーンを行っています。

    Facebookでは、2011年1月15日まで、海外から来る友達にzujiという予約サイト経由で飛行機とホテルの予約をしてもらうようにすると、Brewerkzのビールのサンプルセットがもらえるという共同キャンペーンを実施しています。

    Webサイトでも、ソーシャルメディアへのリンクを分かりやすく設置しています。

    企業の持ち味が生きたソーシャルメディア活用

    ソーシャルメディア活用に正解はありません。しかし、これら3つの事例を見てみると、どの企業もそれぞれの企業の個性や特性をいかした使い方をしていることがわかります。

    ソーシャルメディアを活用する前に、自分の企業の際立った個性、他の企業とは違う点を洗い出して、それをアピールにつなげるといいでしょう。

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